トップページ> 食道がん症状
食道がん症状
食道がんの症状としては、がんが粘膜にとどまっているような、ごく初期はほとんど症状がありません。
そのため、健康診断や人間ドックのときに、初期の食道がんが20％近く見つかっています。
しかし、徐々に大きくなってくると食べ物を飲み込んだときに胸の奥がチクチク痛む感じがしたり、熱い物を飲み込むとしみるように感じたりと、違和感を覚えるようになります。
これらは、比較的早期の段階で見られる特徴的な症状です。
こうした症状もしばらくすると、感じなくなります。そのため安心して放置していると、次第にがんは進行して大きくなっていきます。
そして食道が狭くなり、固形の食物を食べるとつかえるような感じがします。
さらに進行していくと、がんは周囲の臓器にがん細胞が浸潤し、全身に散らばって転移をしていきます。
そうなると、胸や背中に痛みを感じたり、咳や痰が出てくるなどの症状や、声帯の神経にまで広がっていくと声がかすれたり、最終的には食べることができなくなり、転移のために全身の大切な機能が奪われて死に至ります。
スポンサーリンク
食道がしみたり、違和感がある
いつも食事をする時は程よく物を噛み砕けば食道をす〜っと通過していくのですが食道がんの初期症状の場合、飲み込もうとするとつっかえてうまく飲み込めないという症状がありますがこれは食道がんにはよくある症状で、病院に行き先生に説明すると先生はすぐにかんだと答えを出すはずです。
→食道がん症状せき血
食べ物が詰まる、痞（つか）える、体重減少
食道がんに罹り進行していくと、食道内部の閉塞が起こります。いつもの感覚で飲み込もうとしても、それ以上奥に行かなくなります。この閉塞（つまり）が連続して起こるような場合には、身体の異変だと考えてください。
やわらかいものは入るが硬いものは入らないといった場合でも、黄色信号ですので一度病院にかかられることをお勧めします。
スポンサーリンク
食べ物が詰まる、痞（つか）える、体重減少
この沁みるという症状は、食道がんの初期症状で間違いないと思っていただいて良いです。少しでも早めの受診をお勧めします。
声嗄れ、胸の痛み、咳（せき）、吐血、背中の痛み
声嗄れは、反回神経ががんによって侵され、リンパ節が腫れて神経を圧迫しているために起こります。胸の痛みや咳は、がんが食道を越えて周辺の臓器を圧迫しているためです。
吐血は、がんが大動脈に浸潤すると起こります。また、便に血が混ざることもあります。
出血
初期段階の食道がんではなかなか出血するということはありませんが、ある程度がんが進行してくると食べ物が食道を通過するときに刺激を与え出血します。
出血が酷くなると体内に血液が蓄積され蓄えることができないので、白血病のように吐血することがあります。
特に気をつけること
初期の食道がんの場合、症状が現れなかったり現れても一時的に不快感が消失しますが、これはがんが次の段階に進んだと考えてください。よって検査をするのは、この時です。
早期食道がんの症状
早期の食道がんでも、熱いものや酸っぱいもの又は普通に食べ物を飲み込むときに、胸部に不快感を憶え「ちくちく痛む」場合がありますが、このような症状は早期がんの症状と考えられますので、すぐに病院にかかりましょう。
食道癌と似た症状がでる病期
この病気になると基本的に食道だけの病気と思われがちですが実はその付近の器官からも様々な症状が出てくるものですが、本来では重い病気なのに風邪程度の何でもない状態と判断するのは大変危険でご自分の命にかかわることなので特に気をつけましょう。それでは食道がんと似た症状がでる病気をあげていきます。
喘息（気管支ぜんそく）
この病気の特徴は呼吸がしずらくなりヒューヒューと息が抜けるような感じになります。微熱があるわけではなく特に変化も感じませんが体の奥深くからこみあげてくる塊のようなものが咳を招くような体感をします。
主な原因として考えられているのは気管が痙攣（けいれん）をひきおこして呼吸を妨げるものでアレルギーによるものが大きいとされ、他には環境の変化や季節の変わり目、布団胃ついたダニや空気中に舞い上がっているダニやハウスダストを吸い込むことです。
一度咳が始まるとなかなか止まらず２階にいる人や隣にいる人が不快に思うくらいの咳が連続して出てきます。
治療方法としては食道がんとは全く異なるので初期の段階ではメプチンやサンタノールを使いそのれも改善されない場合はプレドニゾロン錠を服用したりソルコーテフを注射するのが良いです。
それでも治らない場合は喉を切って人工呼吸器を入れますが痰を除去するのに耐えられなくなったり、ご飯を口から入れることができなくなるのでとても苦しい思いをします。
がんを予防するためには
- まずは禁煙
- アルコールは適量が大事
- 肥満の程度は、ＢＭＩ24〜27の「やや太」くらいにおさめる
- 薄味へ習慣を変えよう
- 抗酸化力のあるもの（ベータカロテン、リコピン、アスタキサンチンなど、野菜や魚に含まれる色素）を食べよう
- 薬味（ニンニク、キャベツ、ショウガ）を見直そう
- 食物繊維もたっぷり食べるように心がけよう
- 脂肪の取り過ぎを避ける
- 運動習慣を身につける
- よく笑い、よく泣く
食道がんは早期の状態では、90％自覚症状がない。 年に1回は定期健診を必ず受けましょう。