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食道がんステージ２

食道がんは、がんの進行状態によってステージが分類されています。
分類するステージは、日本食道疾患研究所『食道癌取り扱い規約』に基づき、進行状況が分類されています。

分類方法は、手術の所見、移転などで決められます。食道がんステージ２は、食道がんが食道の外膜まで進行していると判断されることです。

そして、リンパ節に転移していなければ２Ａ期、食道周辺のリンパ節にのみ転移をしていれば２Ｂ期に分かれます。食道がんが、食道周辺の臓器に広がっていき、臓器に入り込むことを浸潤と言い、入り込んだ深さが壁深達度と言います。

病期の判断方法としては、粘膜上皮から粘膜固有層に入り込んでいる状態です。

日本での食道がんステージ１、ステージ２、ステージ３は、外科手術をおこなうことが一般的で、食道がんの手術は他の臓器と比べても大きな手術となっています。

８０年代後半から、３領域郭清と呼ばれる手術法が確立し、腹部、胸部、頸部を開き、各リンパ節を郭清することで、治療が大きく向上しました。

ステージ２の手術時間は、進行状況により異なりますが、長い場合は１２時間かかってしまうこともあります。

食道がん手術は、手術中に患者が死亡することもあるほど、体への負担が大きい手術でしたが、安全性も向上しているため、死亡率も低くなっています。