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食道がんで使用する抗がん剤
食道がんを治療する化学療法のひとつに、抗がん剤治療があります。
現在、食道がんに最も効果があるといわれている抗がん剤は、５−フルオロウラシルとシスプラチンの２種類で、通常この２つの薬を併用して、４、５日かけて点滴で投与します。
投与後の経過をみて、効果がみられるようであれば、３、４週間あけて再度投与をし、これを数回繰り返します。
今のところ抗がん剤だけで食道がんが完治することはなく、手術や放射線治療などとあわせて治療を進めていくことになります。
食道がんの場合、抗がん剤の副作用は、ほかのがんに比べて軽いといわれています。
それでも、嘔吐、下痢、発熱、倦怠感、貧血などのさまざまな症状があらわれ、白血球や赤血球の減少によって、感染症や発熱なども起こしやすくなります。
また、シスプラチン特有の副作用として、腎機能の低下が起こります。
現在、抗がん剤の副作用を防ぐための薬の開発が進んでいるので、副作用は少しずつでも軽くなっていくものと思われます。
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食道がんで使用する主な抗がん剤
- シスプラチン嘔吐
副作用： 血液障害、骨髄抑制、肝機能障害 - ドセタキセル
副作用：骨髄抑制、倦怠感、食欲不振 - ブレオマイシン
副作用：嘔吐、倦怠感、肺線維症 - ネダプラチン
副作用：嘔吐、血液障害、腎機能障害
食道がんで使用する抗がん剤の代表的なものは上記であります。
一般的に化学療法で食道がんを完全に死滅させる為には何種類かの抗がん剤を併用します。抗がん剤は個人個人によって組み合わせがことなることが多いので、先生とよく相談してから決めていきましょう。
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