食道がんでお悩みの方、過去の症例による手術や治療方法をご紹介しております。
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食道がんについて詳しく説明しております食道とは口の中で噛み砕かれた食べ物や水分を胃に運ぶ器官で全長約25センチで、できています。 人間の体は不思議なことに水分がなくても胃まで食べ物を運ぶようにできておりこれもひとえに食道のおかげです。

口から胃にダイレクトに物が運ばれると胃がびっくりして本来の機能を果たさず機能を果たせないことになります。そこで食道を通ることで一定の速度で食べ物を運び程よい大きさになります。 食道は表面が粘膜で覆われており、皮膚と同じ細胞でできています。

食道は、食べものの通路である口と胃をつなぐ消化管のひとつで、長さ約25センチ、太さ2〜3センチ、筒の壁の厚さは4ミリの筒状の臓器です。食道自体には消化を行う機能は持っていません。
食道がんとは

食道壁は内側から「粘膜上皮」、「粘膜固有層」、「粘膜筋板」、「粘膜下層」、「内輪筋」、「外膜筋」、「外膜」というように構成されています。 それぞれの働きですが、「粘膜」は粘液を出して、表面を滑らかにして食べものを通り易くします。

「固有筋層」は、伸びたり縮んだりしながら口から入った食べ物を、食道から胃へと送る蠕動運動を行います。外膜は、周囲の臓器との間を埋める結合組織です。

食道の周囲には、心臓、大動脈、気管支や肺といった重要な臓器があり、がんが大きくなって食道の壁をこえて行くと周囲の臓器に広がっていきます。
食道の太さですが部分的にとても狭い場所があり第1狭.窄部、第2狭.窄部、第3狭.窄部があります。

食道がんは発生した部分により、次の三つに分けられます。首の近くにある部分を「頸部食道」、続いて「胸部食道」、腹部にある部分を「腹部食道」と呼びます。

このうち日本で最も患者数が多く見つかるのは「胸部食道がん」です。

食道がんは、「粘膜」の表面の細胞(扁平上皮細胞)ががん化する「扁平上皮がん」が最も多く、全体の90%以上を占めています。

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食道の働き

食道の働きは、口の中で噛み砕かれた食べ物や水分を胃まで送り込む役割を果たしています。 口に飲食物を入れると自然に胃まで到達する訳ではなく「動運動」によって運ばれています。動運動と一定のリズムで気管を動かすというものです。この動運動のお陰で寝そべっていても仰向けになっても飲食物は胃に送り込まれ消化されていきます。

蠕動運動をすることにより口に入れた食べ物がゆっくりと胃に送り込まれます。
胃には胃酸があるので粘膜で保護されており、食道への逆流防止もしないようになっています。

食道がんの予防

食道がん食道がんにならない為の予防としてはたばこや喫煙を控えるか、完全に止めるということが必要です。両方を同時に止めるのは大変なのでどちらか一方から止めていくように努力しましょう。
順番的には止めたいほうから止め止めるか、金銭的に負担のないものから止めるか、危険度を考えて止めるかをご自分の性格や生活環境に合わせて考えると良い答えが見つかるかもしれませんね。

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食道がん予防の10か条

  1. お酒は2合までにする
  2. たばこは止める又は本数を半分にする
  3. 週1回はスポーツをする
  4. バランスの摂れた食事
  5. 肉をあまり食べない
  6. 腹8分を心がける
  7. 塩分を摂り過ぎない
  8. ビタミンを積極的に摂る
  9. 焦げたものは食べない
  10. 紫外線に必要以上当たらない

食道がんになりやすい人

  • 60歳以上の男女
  • 特に男性
  • 喫煙、飲酒する人
  • バレット食道の人
  • アカラシアの経験者
  • ハム、ベーコン、山菜を好みよく食す人
  • 遺伝

年齢的には食道がんに限らず、60歳以上の方であれば癌になる人が増えています。

初期症状喫煙は百害あって一利なしと言われるくらい最も危険なもので海外で売っているたばこには、吸うとあなたは死にますと書かれています。たばこを吸う方は比較的お酒とセットで愛用されている方が多く、この行為が最も悪く食道がんになるべく方法です。

遺伝については、明確なことは明らかになっておりませんが、家族で同じ食事をしていたから他の家族もがんになったのではないかと考えられています。がんは遺伝子レベルで考えられておりますので、細胞の分裂前と分裂後での情報も異なりますので気を付けて下さい。

食道がんは女性の4〜5倍の頻度で、特に男性に多くみられます。また、食道がんは高齢者に多く、60〜70歳代に多く、40歳代以下には少ないです。


飲酒アルコール

飲酒をすること自体はさほど問題ではありませんが、やはり「量」には気をつけましょう。水分を口から入れると、必ず食道を通るのでアルコール度数が高い・低いに関係なく食道を痛めてしまいます。 毎日2合程度の晩酌は良いとされていますが、それ以上は危険です。

お酒を飲むと肝臓で「アセトアルデヒド」という物質ができ、これが食道がんの原因になるとされています。少量の飲酒であれば問題はないのですが、一定量を超えるとアセトアルデヒド脱水酵素の分解が追いつかなくなります。この症状は、お酒が強い・弱いに比例しないので注意しましょう。

喫煙 タバコ

煙草は200種類以上の物質からなり、その全てが有害物質といわれています。よって喫煙することイコール食道がんの発生率が増えると考えてもらうほうが自然です。煙草が食道に影響を及ぼすものは「煙」です。お酒と同様に、食道の粘膜に強い刺激を与えることでダメージを与え、食道がんの危険度が増します。

食道にはトラブルが多い

食道は水分や食べ物が通るところです。よってかなり負担がかかるのは当然です。
水分は熱いものから冷たいものを通しますが、温度があることでもちろん食道には何らかの負担がかかります。食べ物も同じで負担率は大きいです。
食道が痛いと感じたり、重いと感じた場合は何らかの前兆の可能性もありますので、すぐに病院に行き先生に相談しましょう。

食道の病気

食道にできる代表的な病気は下記になります。

  • 食道がん
  • 逆流性食道炎
  • 食道静脈瘤
  • 食道アカラシア
  • 突発性食道破裂